出雲から海岸沿いの道を東へ。江津市に伝わる焼き物が石見焼(いわみやき)です。ここに窯業が伝えられたのは1700年代後半と言われており、現在も幾つかの窯元がその技を伝えています。 石見焼に使われるのは地元で産出される都野津層の粘土。極めて高い耐火度数が特徴で、1250度以上で焼き締められているため非常に硬く強く、凍結、酸・アルカリなどの化学薬品にも耐久するという特徴があると言われ、ごりごりと力を込めて擂るすり鉢には最適の陶器です。 窯元さんにお願いして、hitofushiらしくシンプルに仕上げていただいていますので、すり鉢の中で擂った胡麻と食材を混ぜ合わせ、そのまま食卓に並べても器として遜色なくお使いいただけると思います。煮物などを盛りつけて普通の盛り鉢としてお使いいただいても素敵ですね。片口になっているフチは、山芋などを擂って取り出すのにも便利です。 フードプロセッサーとは違うおいしさがあります。離乳食作りにもお使いくださいね。参考に、すり鉢一つでできる簡単なおやつの作り方を。 【 白玉だんごのごま味噌和え 】・すり鉢でいりゴマを擦ります。すり鉢に砂糖、みりんを加えてさらにすり混ぜます。甘さ、かたさは砂糖とみりんで調整します。・白玉団子、もしくは焼き餅を湯にくぐらせたり、茹で餅でも良いと思います。すり鉢で和えたら出来上がりです。
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